身長を伸ばすために必要な栄養素としてのタンパク質が重要であることが分かっていても、子ども自身が必要な栄養素やバランスを考えて食事を摂るわけではないので、親がしっかりとどんな栄養素がどのくらい必要かを把握してあげなくてはいけませんよね。
うちの場合、ねえねえの幼少期にそのようなことを考えてあげられなかったので、かなり反省しています。
とはいえ、まだ4年生ですので、まだまだこれから伸ばすことはできると思いますが。
低出生体重児として生まれた のびた には、そんなことがないように知識をつけて栄養のある食事を取らせてあげようと思っています。
身長を伸ばすためには骨端線を伸ばさなきゃならん、ということで、今回は骨端線を伸ばすのに必要な一日のタンパク質量を把握します。
伸長を伸ばすために大切な栄養素とは?
身長、骨端線を伸ばすためには、タンパク質、炭水化物、脂肪の3大栄養素とミネラル、ビタミンをバランスよく取ることで、成長ホルモンの分泌を活性化させることができるので、そのような食事を摂らせてあげればよいわけです。
そうはいっても・・・・という声が聞こえてきそうですが、あまり難しく考える必要はなく、普段の食事の中に
- 肉
- 魚介
- 牛乳
- 卵
などのタンパク質を必ず取り入れることだけで大丈夫なんです。
というのも、むかしむかし(といっても戦前の話ですが)は炭水化物を中心とした食事をしてきた私達日本人ですが、戦後に動物性タンパク質を多く摂る欧米系の食事が入ってきてからというもの身長の伸びが著しいからなんです。
1901年から2008年までで、男の子が約13センチ、女の子で約11センチも平均身長が伸びているこちらの記事のデータを見てもらえば一目瞭然です。
これは、まさしく食事、栄養素の違いと考えて間違いないでしょう。
一日に必要なタンパク質量とは?
食事で体内に入ってきたタンパク質はアミノ酸に分解されて、細胞に運ばれます。そして、その細胞を増殖、成長させてくれるわけですが、タンパク質が不足すると内蔵や心臓などの生命の維持に欠かせない機能に使われるだけで終わってしまいます。
身長を伸ばす成長ホルモンまで手が回らない、ということですね。
成長ホルモンを刺激して骨端線の骨芽細胞を活性化させるためには、それなりの必要十分なタンパク質量が必要なんです。
では、骨端線を刺激するくらいの具体的なタンパク質量とはどのくらい必要なのでしょうか。
体の大きさにもよるので一概に言うことはできませんが、3大栄養素で見ると
- 炭水化物:4
- タンパク質:4
- 脂肪:3
が一般的なバランスになっています。
でも、これでは普通のままになってしまうので、うちののびたのような低出生体重児はもっと積極的に
- 炭水化物:3
- タンパク質:5
- 脂肪:3
の割合で行きたいところですね。
これだけでもなんとなくイメージがわいてきましたが、更に数字で表すとわかりやすいので馴染みのあるエネルギー(カロリー)で表現します。
カロリーで表す必要なタンパク質量
3大栄養素の合計カロリーを1とした場合、タンパク質は0.4から0.5はいっときたいですね。
ここから算出するわけですが、例えば10歳の男の子の1日の必要カロリーが2300kcalなので、2300×0.4で920kcalです。
0.5であれば1150kcalですね。
これのほうが比率だけよりもわかりやすいですね。
ちなみに920kcalのタンパク質はどのような食材を、どのくらいの量食べれば良いかというと
- 牛乳コップ2杯
- 魚介類100g
- 肉類100g
- 卵1個
- 豆腐2分の1
- 味噌大さじ1杯
くらいです。これでだいたい920kcal。意外にそれほど厳しい感じではありませんよね。
ちなみにタンパク質を摂る際のオススメ食材としては、鶏卵、アジ、サケ、カツオ、脂身以外の豚ロース、鶏のムネ肉あたりです。
このあたりも意識しながら献立を作るとなお良いという事になります。
今後は身長が伸びる献立もご紹介していきたいと思いますが、まずは、必要なタンパク質量というものがなんとなくわかったので、これを意識して食事を取らせるようにしたいですね。
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