高校生ともなると身長が伸びる可能性がかなり減ってきている年代です。
全く伸びないわけではありませんが、身長が伸びる仕組みを知っておかないと変な期待を抱いたり、意味のないサプリを買ってお金を無駄にしてしまうことになりかねませんので、背が伸びる仕組みをしっかりと理解した上で対策を打ちましょう。
今回は身長が伸びる仕組みと、高校生でも身長が伸びるのか?また、手遅れだった場合でもなんとかならないのか?というお話です。
高校生のお子さんを持つママ必見のお話です。
身長が伸びる仕組み
身長が伸びるというのは、骨が伸びることです。
骨が伸びるというと、あんな硬いものが伸びるとはどういうことかと思われるかもしれませんが、骨も細胞でできていますので、その細胞が増殖することで骨自体が成長していくことになります。
でも、筋肉などと違い骨の成長は期間限定です。
ある程度成長するとそれ以降は成長しなく(伸びなく)なってしまいます。
身長が伸びる時期と止まる時期
身長には伸びる時期と、止まる時期というのがあります。
子供から大人になる体が成長している時期というのは骨が伸びますので、身長も伸びるわけですが、大人になって成長が止まると身長の伸びも止まってしまいます。
※大人になっても人間的な成長は止まりませんけどね。
これが筋肉などと大きく異なる点です。
筋肉であれば鍛えることで年齢に関係なくムッキムキになれたりしますが、身長の場合はそうはいきません。
また、身長が伸びる成長途中の時期でも、ものすごい伸びる時期と普通に伸びる時期がありまして、人間が一番背が伸びる時期というのは実は赤ちゃんから4歳くらいまでの乳幼児期なんです。
生まれたての赤ちゃんはだいたい44cm~52cmくらいですが、4歳の時点では平均100cmくらいまで成長します。
この4年でほぼ50cmくらい伸びて生まれた身長の倍近くにまで伸びることになります。
この超成長期のことってあまり重要視されないのですが、最終身長は4歳までの身長で決まるとまで言われているので、この時期ってかなり重要なんです。
その次に大切な時期が一般的にも知られている成長期です。
成長期は実は思春期のことになるのですが、この時期にそうですね、20cmから30cmくらいは伸びるでしょうか。
思春期自体は長くても5、6年と言われますが、爆発的に伸びる期間は2年から3年という短期間なのでこの時期でガッツリ伸ばしたいところです。
で、爆発的に伸びる幼少期と、第二の爆発時期である成長期のあいだの時期は年に平均5cmくらい伸びる感じとなります。
そして、身長の伸びが止まる時期ですが、これは人それぞれです。
とはいえ、しっかりとした目印があります。
目印と言っても普通に肉眼で見えたりするものではなく、骨にある骨端線によって判断できるのです。
この骨端線が残っている場合は、骨はまだ伸びるのですが、骨端線が閉じている場合はもう骨の伸びしろはありません。
要は
骨は伸びない=背は伸びない
ということになります。
骨端線の詳しいお話はこちらの記事をご覧ください。
これは知っておかないと。身長を伸ばすカギを握る骨端線(こったんせん)とは?
骨端線が開いている時期というのは決まっていて、思春期が終わるまでです。
すなわち
思春期が終わる=大人になる=身長の伸びが止まる
ということがいえます。
というわけで身長が伸びる時期というのは思春期が終わるころという事になります。
高校生でも身長が伸びるのか?
では、身長が伸びる仕組みが分かったところで、この記事のテーマである高校生でも身長が伸びるか?というお話ですが、ここまでの話でおわかりいただけていると思いますが、高校生というくくりでは判断することができないのです。
高校生は16歳から18歳となりますが、思春期の発来時期は平均して男の子だと11歳くらいから、女の子だと10歳くらいからと言われています。
ここから3から4年、子供によっては5から6年くらいかけて思春期があるのですが、まず、思春期の開始時期はその子によって異なります。
また、思春期の期間も異なりますので、「高校生」というだけで、身長が伸びる、伸びないの判断はできないんですね。
ちなみに思春期については、いくつかの段階があってそれを目安に現在どのあたりの時期にいるのか?というあたりをつけることはできます。
以下の記事を参考にしてみてください。
思春期が終わった高校生でも身長を伸ばす方法はあるのか?
骨端線が閉じて思春期が終わってしまったら、もう身長を伸ばすことはできないのか、というと伸ばせる可能性はゼロでありません。
詳しくはこちら↓の記事で紹介していますが、骨と骨の間にある軟骨を成長させることで身長が伸びる可能性が残されているのです。
ただし、何もしないで大丈夫、ということではありません。
軟骨を成長させるための栄養素が必要です。そこで活用したいのがグルコサミンとコンドロイチン。
それぞれについて簡単にご紹介しますね。
グルコサミン
グルコサミンは聞いたことがあると思いますが、えび、カニの殻に含まれているもので、軟骨の維持や成長に対して働きかける成分です。
どちらかと言うと、年配の人向けのサプリとしてイメージが定着しているものですね。
というのも、変形性関節炎という関節が痛くなる年配の人に多く見られる病気があるのですが、その原因は年齢とともに体内でのグルコサミン合成が低下するためと言われています。
グルコサミンは軟骨芽細胞に働きかけ、軟骨の再生と劣化を防ぐ働きをしますので、これを積極的に摂ることで軟骨の成長が期待できるのです。
コンドロイチン
コンドロイチンは細胞のすきまを埋める物質で軟骨の弾力性に影響します。グルコサミンで軟骨を成長させて、コンドロイチンで弾力性を保つことで軟骨が安定して成長することになります。
グルコサミン、コンドロイチンが含まれたサプリはいくつかあるのですが、安心感のあるキューピーのサプリをおすすめします。
まとめ
高校生と一言で言っても思春期の発来時期なんかで変わってきますので、高校生だから背が伸びません、ということもありません。
骨端線が開いていればまだまだ伸びる可能性はありますし、万が一閉じていた場合もグルコサミン、コンドロイチンで軟骨を成長させることで身長を伸ばせる可能性は残されています。
ポイントは子供がどのタイミングにいるかを見極めて、適切な対応をとることです。
なお、骨端線が残っているかは厳密にはレントゲンをとらなければわからないのですが、思春期のどの段階にいるかでだいたいわかります。
もし、思春期が終わっていなくて、骨端線が開いていると思われる場合は、成長ホルモンの分泌が肝となりますので、こちらの記事でご紹介してるアルギニンを含んだサプリをオススメします。
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